当院における骨粗鬆症の診断と治療
当院では血液検査と画像診断を用いて、骨の状態を正確に診断致します。
骨密度が低下していると認められた場合、食生活の指導に加えて、お薬を用いた治療を行う場合があります。
お薬は骨の状態や年齢を加味して、最適なものを医師よりご案内致します。
現在は半年や1年に1回だけ院内で注射をするお薬も登場しています。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
骨粗鬆症とは、骨量(骨密度)が減る、または骨の質が低下することで骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気を言います。
腰・背中の痛みといった症状や骨折が無くても、骨が弱っていると骨粗鬆症と診断されます。
骨粗鬆症によって骨折すると寝たきりや認知症を引き起こすリスクもあるため、早期発見と治療が大切になります。
骨粗鬆症になると
骨粗鬆症の怖い所は「骨粗鬆症」による症状がほとんどない所で、気づかないうちに背骨を骨折(圧迫骨折)していることがあります。
さらに「尻もちをついた」「重い物を持ち上げた」など些細なきっかけで足の太い骨や手首などを骨折してしまう場合もあります。
次のような場合は骨粗鬆症の疑いもありますので、一度ご相談ください。
- 背中が丸くなってきたような気がする
- 年を重ねるごとに身長が縮んできた
- 背中や腰の痛みで家事をするのがつらくなってきた
骨粗鬆症の原因
骨粗鬆症の原因として以下のようなことが考えられています。
・加齢による骨密度の低下
骨密度は 20 歳頃にピークをむかえ、年齢が進むにつれて減少していきます。特に女性は閉経後に急激に骨密度が低下するといわれています。
・他の薬剤や病気の影響による骨密度の低下
様々な病気の治療にお薬は欠かせませんが、骨に影響を与える場合もあります。
(心配な場合は自己中断せず、医師や薬剤師にご相談ください。)
・生活習慣による骨密度の低下
運動不足や無理なダイエット、食生活や喫煙などが骨密度の低下に影響があるといわれています。
治療の継続
骨粗鬆症の治療は継続が大切です。
定期的な検査とお薬の見直しを行い、丈夫な骨を維持できるように頑張りましょう。